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おはようございます。
本は漫画しか基本読まないヤツです。
先日の新聞に、20代の6割は本を読まない
と書いてありました。
最近出会った高齢の男性がいます。
毎日23時間ほどベッドで寝ている方です。
自宅は本で溢れていて、押し入れの中にも
びっしり本があるそうで、片付けたいものが入らない、
と奥さんはぼやいてました。
普段は全然話さない方のようですが、
私が訪ねると、気を遣ってとてもよく話してくれます。
新聞やテレビなどは一切見なくなったそうですが、
頭の中は知識で溢れていて、とても話していて楽しい方です。
あしずり岬の名前の由来
松尾の「旦那さんのお墓」の歴史
などなど、
私が全く知らなかった地元のお話を
聞かせてくれます。
その方が言っていましたが、
「最近はなにもかもが早くなり過ぎてるでしょ？
昔は一曲が流行るのに何年もかかってましたよ。
今はすぐに飽きてしまうから、次々と新しいものが
出てきて、なんだか生きづらい世の中ですね。」
ネテロ会長が百式のゼロを放った後のような
風貌の方ですが、言葉に説得力があります。
本当はベッドから起こして運動してもらわないと
いけない立場なのですが、そう言っても断られる
だろうと思い、無理強いはせず、会話を楽しみます。
最後は、奥さんに、
「もう時間だから、そこまで見送ってあげたら？」
と言われて、ベッドから起き、
自宅の庭先まで杖をついて歩いて、
いつも見送ってくれます。
便利になり過ぎて情報で溢れている時代だからこそ
ゆっくり会話することや穏やかに過ごす時間が
大切なんだとその方に教えてもらったような感覚です。
昨日はよさこいイベントに家族で出掛け、
海辺でお昼ご飯を食べているひと時が、
とても幸せに思えた休日でした。
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